純情diary

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かもめんたる単独『なのに、ハードボイルド』を観て~超個人的ド素人お笑い論~

かもめんたるの単独ライブ『なのに、ハードボイルド』に行ってきました

今も胸の高鳴りが続いてる

本当に感動
お笑いではなく、映画や小説の世界観に惹き込まれた感覚でした
けどメチャクチャ笑えるし、ニヤける
大爆笑でした
やっぱり僕は深みのあるお笑いが好きです
そもそも、かもめんたるを好きになったきっかけは、キングオブコント2012でした
他の芸人には無い独特の台詞回し、一見普通の人間の中に潜んでいる可笑しさや狂気が上手く表現されていて、ドはまりしました。
 
 
個人的にお笑いは大きく二分できると思ってます。
“洋食タイプ”と“和食タイプ”
洋食タイプ
ガツンと瞬間最大風速的に笑える芸を持ってるタイプ
腹抱えて笑えるという強さを持ってる反面、味が濃いので飽きも早い
園子温の映画みたいな感じ
分り易く言うと、リズム芸とか絶対こっちですね
万人に好まれるし食べやすい味
和食タイプ
素人目にはテレビ映えが良くないのかもやけど、観るたびに新たな発見があって味わい深いタイプ
芸が細かく、芸人だけでなく舞台全体にまで目を配ってしまうほど凝ってる芸をする感じ
ちょっと通好みなのかな?
 
 
かもめんたるは個人的に和食タイプの芸人さんだと思いますね
かもめんたるという芸名だけあって、本当に人間の心理描写がウマイ
んで、文学チックで演技もウマく、決して色物に見えない
シソンヌも、このタイプに当てはまると思います
あと、二人の経歴か調べてもらえればわかるんやけど、下積みが結構長い
お笑いとか舞台に向き合ってる時間が本当に長いので、やっぱり質がめちゃくちゃ高いです
早稲田出身てこともあって知性も垣間見える
ただ、フリートークはあんまりうまくないのかな笑
テレビには上手くハマらんかったかも
ラジオはめちゃめちゃ面白いけど
 
 
ただ
かもめんたるは本当に強い芸人さんです
何度でも声高らかに言いたい
彼らは強いです
なぜなら替えがきかない存在だから
 
 
洋食タイプの芸人さんて、流行り廃りの影響をもろに受けると思ってます
世間のニーズが大きく左右する分、求められるモノが変わりやすいし、新しい人も出てきやすい
消費が早く、激しい


けど、かもめんたる含め和食タイプの芸人さんは違うのかなと
彼らの作品は、どちらかといえばお笑い要素より芸術の要素が強い
作品自体に人の感性に訴えかける側面があるので、観てる側は気持ちが入りやすい
気持ちの入ったモノに対して、人は頑なになるものです
だから、簡単に他の何かには取って代わられるようなことはない
かもめんたるのお2人はコントスキルが凄く高いのは勿論、演劇的で、かつ人に焦点を当てた作品が多い
感性を揺さぶる力が半端じゃない
なんで、簡単に替えがきく存在ではないのです
 
 
つまりは、和食タイプの芸人さんの強みは
目には見えにくい個性がはっきりしてるということかなと思います
自分の感性で判断する個性
 
 
だから、観る側の知性とか教養が大きく問われる
子供には分りにくし、ある種哲学的でもある
まるで、自分が崇高な人間かのような表現ですが、全く思ってません笑
かなり言い方を悪くすると、“休みの日にただ酒飲んで簡単に脳内麻薬出すような人”、“歌詞の中身も理解せずにEDMだけずっと聴いてるような人”には分らないし、何も感じないと思う
けど、そのこと自体を否定するつもりもありません
価値観は人によって異なるし、多様だからこそ個性が際立ち人間関係は面白くなる
そのおかげで、かもめんたるのコントは面白い
自分も、酒とたばこもやるし、EDMも普通に好きやしね笑
 
 
今回のライブでも、終盤にはう大さんのメッセージが強く出てました
だからズシンと来たし、人の思想が大好きな僕はめちゃくちゃ興奮しました
本当に感動しました
う大さんの脚本を上手く表現している槙尾さんもまた偉大です
絶対また行きます
んで、比較的趣味の合う読者の皆にも是非かもめんたるに興味持ってもらいたいです
だから最後にかもめんたるのコントを1つだけ紹介しときますね!
全部好きすぎてどれにするかメチャクチャ迷うけど、僕が好きから大好きに変わった作品を是非観てください!!!
 
 
P.S
僕がどれ程に、かもめんたるのお2人を愛し、尊敬しているかというと、およそ200回(一部除く)ある無料放送時代のラジオを3往復する位に大好きです
一日中聴いてます(笑)
 
う大さんになら抱かれてもいい!!!!
槙尾さんは無理!!!!笑
登録よろしくお願いします!!